近年、環境に優しい製品が注目され始め、長く愛着をもって使える製品や、リサイクルできる素材、環境に悪影響を与えない材質が注目されています。
自由自在に変形させて成形加工しやすいプラスティック材質は、軽量化、低コスト、利便性、デザインのバリエーションが普及してましたが、環境に与える影響や増え続けるごみ問題から見直され始め、昔から愛されてたステンレスが注目され始めています。

ステンレス弁当箱のメリット
ステンレスは油汚れをすっきり落とせて衛生的
パッキンがなくシンプルな作りで洗いやすく、食洗器の利用も可
溝に水垢やカビが付着する心配がありません。
錆び・汚れに強く、丈夫で壊れにくい
サビない鉄!!(stain-less)
50% 以上の鉄を含むのにサビない!!なんと画期的な・・・
発明されてまだ100年ほどしか経たないステンレスが今。世界情勢悪化で高騰しています。長持ちする丈夫なステンレス製の弁当箱が貴重になる日が来るのでしょうか・・・。
ステンレスは、主成分の鉄にクロムとニッケルが含まれていますが、このクロムを混ぜることで、表面に不動態皮膜と呼ばれる膜が形成されこの膜によりサビを防いでいます。丈夫で変形しにくく、劣化もしにくい強い材質です。
色やにおい移りが少ない
プラスティックの容器ですとカレー粉・スパイスやケチャップなど、色の濃い食材は色移りしてしまいますが、ステンレスは心配ありません。
匂いが移る事もないので食材・調理の味をそのままおいしく頂けます。
濃い色のスパイスが使われるインド料理屋さんがステンレス容器を使用するのは宗教上の理由もありますが色移りの面からもステンレスが使用されています
。
シンプルでスタイリッシュなデザイン
昔から今日まで愛されるステンレスランチボックスならでは。
限られたデザインの中でも飽きの来ない、シンプルさが不動の人気で、
スタイリッシュなデザインが魅力です。
リサイクル製品
使用後もゴミになりません。きっちり資源ごみとして分別しリサイクルされます。回収後は電気炉で溶解されて再利用されます。
洗いやすい
パッキンなどの溝もないので、食べ物や汚れが溝に付着せずきれいに簡単に洗う事が出来ます。
食洗機もお使い頂けます(竹蓋の製品は本体のみ食洗機可)
ステンレスの弁当箱のデメリット
電子レンジの使用が出来ない
電子レンジに入れて加熱すると火花が出たり出火の原因となります。
アルミホイルも同様、バチバチと火花が出て煙が出て大変な事に・・・
価格が高めで、デザインの種類が限られている
プラスティック製の弁当箱と比較し、価格が高めでデザインの種類が限られています。
コロナ禍での供給不足や戦争などにより海外情勢悪化でステンレスの価格が過去最高値となっています。3000年の歴史を持つ鉄と比較し、およそ100年前に発明されたステンレス!
50%以上の鉄を含むのにサビない鉄(ステンレス)として、水を使うキッチンシンクもサビない優れモノですが・・・高い材質になります。
酸に弱い
サビにくい理由の不動態皮膜と呼ばれる形成された膜が酸によって剥がれサビの原因になる事もあります。
※お掃除や洗浄に使われるクエン酸も酸も酸になります。
薄めて使う分には抗菌・におい取り、汚れ・くすみに効果がありますが
薄めずに長時間につけるとサビの原因となります。
ステンレスのお手入れ方法
ステンレスのボトルやランチボックスなど、使っていくうちにくすみ・黒ずみが気になったり、鉄っぽい匂いが気になる・・・なんて事ありませんか?
汚れには・・・
柄のついたスポンジやブラシできれいに洗ってください。
黒カビや変色がある場合に酸素系の漂白剤をお使い頂けます。
塩素系漂白剤はサビやにおいのもととなりますので気を付けてください。
金属臭には・・・
せっかくおいしい飲み物も金属臭がするとおいしく飲めません。
ステンレス自体に匂いはなく、水や茶渋・雑菌がステンレスと反応を起こし匂いの原因となります。この匂いクエン酸(酢)や重曹でとれます。
ボトルにぬるま湯を入れ、重曹を500MLに対し大さじ1~2杯を溶かし放置ます。1時間~2時間ほどを目安にし長時間放置しないようにしましょう。
※長時間の放置でサビの原因となります。
クエン酸も同様ぬるま湯に溶かして使用してください。
雑菌の繁殖を抑えるには米のとぎ汁も効果的です。
とぎ汁を沸騰させてその中にステンレス製品を入れ煮沸します。
簡単にご家庭で準備出来るもので気になる匂いを消す事ができるので是非お試し下さい。